通夜や告別式などが無事に終わったら、寺院・神社・教会へのお礼と挨拶回りをしましょう。よほどの事情がない限りは、葬儀の翌日か翌々日にはお礼に出向きます。喪主のみでも問題ありませんが、遺族代表者一名と出向くのが礼儀でもあります。
この場合の服装は、喪服が望ましいでしょう。謝礼はいかほどか、と問われるならば、最近では規定料金を設けていることが多いようですから、まずは確認をしてから、金額を包みましょう。直接尋ねるのはマナー違反ではありません。
もちろん、寺院側も具体的な金額を提示しないでしょうから、そうした場合には、葬儀社、檀家、教会の場合には信者の方々へ相談してみるのが間違いないでしょう。ですが、通常は、通夜から告別式までの規模であったり、内容であったり、宗教者の地位を含めて寺院の格などを考慮して包むのがマナーです。
ちなみに、通夜後の僧侶のもてなしも準備しておきましょう。通夜ぶるまいを辞退する場合もなきにしもあらず、その場合にはお膳料とお車代を包んで渡しましょう。お布施は葬儀が終わってから、すべてのお布施を一括して渡します。
わざわざご足労ありがとうございました、というように労いの言葉を添えましょう。