葬儀の参列で困らない為の指南書

葬儀に参列できない場合には手紙という方法もある

2017年01月26日
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故人の訃報を聞いて、お悔やみに伺える場合もあれば、遠方など、何らかの理由で参列できない場合もあるでしょう。その場合には、お悔やみを手紙で伝えることができます。近年では葬儀を身内だけで済ませるという家族葬のスタイルが増えている場合も多く、後から訃報を知らされるというケースも珍しくありません。その場合、葬儀から時間の経ったタイミングで手紙を送ってもいいのか、また送るとすればどのようなことを書けばいいのかなど、書き方に迷うこともあるでしょう。一般的に言うと、お悔やみの手紙は初七日までに出すのがマナーだと言われていますが、葬儀後に訃報連絡を受けた場合や、喪中はがきで訃報を知った場合などに関しては、知らせを受けたのちに出来る限り早く出すようにしましょう。

また、便せんや封筒のデザインは色使いや雰囲気など華やかなものは避けるようにします。落ち着いた雰囲気のシンプルなデザインのものが良いでしょう。白無地の封筒や白い便箋でも問題ありません。また、香典を一緒に同封することができます。現金書留専用の封筒に、香典の入った不祝儀袋を一緒に入れます。この際、現金書留封用は通常サイズと大判サイズがあります。大判サイズの物を購入すると、どのサイズの不祝儀袋も入るので便利です。現金書留封筒は郵便局で購入する事が出来ます。ただし、香典の表書きは49日法要の前であれば「ご霊前」としますが、49日法要後であれば「御仏前」と、送るタイミングに合わせて表書きを変える必要があります。

社会人のマナーとして知っておくべきことでしょう。そして文章にもいくつかのポイントがあります。使ってはいけないタブーな言葉もありますので気を付けて書く必要があります。一般的に書く場合には、拝啓や謹啓のような頭語、季節に合わせた時候の挨拶などを最初に書きます。しかし、お悔やみの場合ではこういった前置きは必要なく、いきなり本題に入るのが普通です。丁寧に書こうとするあまり、頭語などを使わないようにします。本来であれば、お悔やみは直接述べるのが最も正しい方法であり、いわば略式です。弔問に伺えない理由とともにお詫びを述べるようにしましょう。後日伺う予定があるのであれば、それも書いておきましょう。悲しみを表すこと自体は大切ですが、そればかりではなく遺族を気遣う言葉を多く書くようにしましょう。

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